第27回講演会、第28回賞味会が開催されました

ゴブラン会の第27回講演会、第28回賞味会が2020年2月10日に行われました。

第1部 講演会
「賞味期限のウソ ~私達にできる⾷品ロスへの取り組み~」

講演会では、⾷品ロス問題ジャーナリストの井出留美様をお迎えし、食品ロスについての基礎的な知識と、それらを削減するための様々な事例を伺いました。井出様はテレビや新聞など多数のメディアにご出演され食品ロス問題の専門家として 毎日忙しく活動をされ、情報を発信されていらっしゃいますが、世界や日本の食糧廃棄量、一人の1日の食品ロス発生量、ゴミ処理にかかる費用などなど、具体的な例を上げてわかりやすく説明していただきました。「食品ロスを無くす」ことは「働き方・生き方を変える」という意識の改革にもなり、たいへん貴重な講演会でした。
最後に国連食糧農業機関(FAO) 駐日連絡事務所長のチャールズ・ボリコ様より総評として「自分の問題として今日から何ができるか」というメッセージをいただきました。

第2部 賞味会

今年もゴブラン会の賞味会ならではの伝統と革新が交差した素晴らしいお料理を堪能いたしました。第1部講演会の井出様の講演をテーマにした『ビュッフェ料理の神髄』の数々です。食品ロス削減を心がけて調理された「もったいないメニュー」は、余ったバゲットで作ったボストック、残り生地を使った胡桃のデニッシュ、グラタンにした子羊のアッシパルマンティエなど食材を余すことなく活用したエドモントホテルならではのオリジナルメニューでした。参加者も自分で食べ切れる量のみを大切に味わい、食材への感謝の気持ちを再認識いたしました。
当日は日本全国から約350人が参加し、会員同士の交流や新しい出会いなども広がり、大盛会のうちに賞味会が終了いたしました。